このたび人生初の大三元と呼ばれる標準ズームレンズを購入しました。大学生時代から使ってみたいなあと夢みていたレンズでしたので、記録に残しておこうと思います。
Fマウント最高の標準ズームレンズ
購入の経緯
購入を検討するに至った発端は姪っ子の100日参りの撮影を頼まれたことでした。写真を趣味にしているので、頼まれるのは嬉しい限りなのですが、いま綺麗に映りかつ高いAF性能のあるカメラを売ってしまってありません。
D700は古いですが、RAWで撮ればなんとかなるものの、レンズはいいものがありません。そこでNikon Fマウントで使えて手ぶれ補正もあるレンズ(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)をレンタルしようと考えました。以前利用したことがあるGOOPASSで調べてみると2泊3日で約1万円します。ふむふむ、、
一方でマップカメラで中古の値段を調べてみると良品で14万円であり、売値も10万ほどでした。
しばらく使っても差額4万円ほどで済むならば、ということでレンタルではなく中古を購入することにしました。
絶対の信頼
購入の経緯でも書きましたが、姪っ子の100日参りの撮影で使うために購入しました。数日前に届き、当日失敗しないようにレンズの癖でも掴んでおこうとパシャパシャ撮っていたのですが、「失敗?なにそれ?」というような使いやすさ。
D700という結構昔のカメラでつかっているのに、AFは早く正確ですし、周辺もしっかり解像しています。大三元と呼ばれるレンズを初めてつかったのですが、こういうことかと思い知らされました。
クリアな抜け感
よく空気感があるとかないとか話がありますが、空気感って難しいですよね。いまいち数値化できるものではないですし、、、。個人的には局所的に高いコントラストのある写真が空気感があると感じるのかなと思います。ではどうしたら局所的に高いコントラストのある写真になるかというと収差が抑えられていることかなと。
このレンズで撮り始めて、「すごくクリアに映るな」と感じました。標準ズームの最高峰なので、本当に性能の高いレンズなんだなとすぐ実感できました。
Zマウントの24-120F4もかなり収差が抑えられていて、何を撮っても綺麗にとれてしまいます。やはりNikonは光学のNikonですね。
F2.8のボケ
標準ズームにはよくF4通しや可変のタイプをよく見かけます。私がそうだったのですが、実際F2.8が必要なのかという疑問を抱いている方もいると思います。F4とF2.8はそんなに違うのかという話ですが、主観ですが結構違うと思っています。F4だと「若干ボケている」がF2.8では「まぁまぁボケている」になります。この違いによってF2.8のほうがボケ部分の情報量が落ち、主題が引き立ちます。
ボケの量として大きく変わるということではありませんが、ちょっとのボケ量の差で写真を見た時の印象を大きく変えることになると思っています。
そういう意味でこのレンズは私がこれまでもっていた他のズームレンズとは一線を画すものとなっていました。
手ブレ補正VR
この標準ズームには手ブレ補正がついています。1世代前のF2.8ズームレンズにはVRがついていなかったので中古で買うときに安く買えるということで検討したのですが、結局はVR付きを購入して良かったと思っています。実際VR版も中古の値段は結構下がってきており、VRなし版とは3万円ほどの差しかない状態になっていました。
VRなし版はフィルター径も少し小さくなり扱いやすくなるという利点もありましたが、一眼レフには手ぶれ補正がないので手ブレ補正があるだけで心強いです。
他の作例
作例と呼べるほどのものではないですが、D700とこのレンズで撮った写真をいくつか載せておきます。
このレンズで撮った五色ヶ原の写真やD700の作例はこちらからご覧いただけます。よろしければどうぞ。
Fマウントは新製品はもうでていないですが、D850も安く買えるようになってきているので資産として持っておくのもいいですよね。
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