12月上旬の休日に冬の美ヶ原高原へ行ってきました。
目的は美ヶ原高原にある王ヶ頭ホテルに泊まること、それから樹氷を撮ること。王ヶ頭ホテルは予約がなかなか取れない宿であることは有名ですが、特に冬のシーズンは特に取りにくく、今回はたまたま弊嫁が空きを見つけて行けることになりました。
王ヶ頭ホテルでの様子はこちらから。
氷点下で撮影するための服
まず撮影の服装。12月上旬ということで初冬になりますが、樹氷が見られるくらいなのでしっかり冷え込みます。宿泊日の天気予報では最低気温-7度、最高気温-4度となっていて、1日を通して氷点下に。
だいたい撮影では徒歩移動による体温の上昇や撮影時の体温の低下に対応するためレイヤリングを意識して、服装を決めています。今回は上はアークテリクスのインサレーションとNANGAのダウンジャケット、下はユニクロの暖パンにしました。
このNANGAのダウンジャケットがすごくていくら外にいても寒くならず、防水透湿性能もあるの快適に撮影を行うことができました。
樹氷を撮りに王ヶ鼻へ
それでは王ヶ頭ホテルへのチェックインを済ませたので、さっそく樹氷を撮影へ。王ヶ頭ホテルから王が鼻方面には木々があり樹氷を見るのにうってつけの場所です。
あいにく天気は晴れず雪風が強かったのでゆっくり歩きながら撮り進めました。立ち入り禁止の紐や葉っぱなどあらゆるものに霧氷が付いていてパラダイス状態。なかなか進めません。
宿泊前は晴天の青空の中に輝く樹氷を撮りたいと思っていましたが、霧の中の樹氷も渋くて結構好きですね。霧の濃淡による遠近感により立体的な描写になります。
それから撮影では、分厚い手袋をしているためカメラを細かく操作することもできないため、F10以上に絞りシャッターボタンのみ押すくらいにして撮影を進めました。
これより先は開けた王が鼻にでますが、霧がある以上いい景色も望めそうになかったのでここで折り返し戻ります。王ヶ頭ホテルも霧に囲まれこれ以上成果もないので初日の撮影はこれにて終了です。
美しの塔へ
2日目も天気は晴れず朝日を撮ることはできませんでしたが、12時ごろには晴れの予報になっていたので美しの塔へ向かうことに。
王ヶ頭からは大体30分ほどかかり、霧のなかを進みます。予報では晴れになっていますが、霧に覆われているため美しの塔へ向かう人や歩いている人はほとんどいませんでした。
ちょうど半分くらい進んだところで徐々に霧が晴れてきたため、一気にテンションが上がり撮影を始めます。CPLフィルターをつけているとはいえ、平地より若干青が濃い気がするのは気のせいでしょうか。白と青のコントラストが綺麗で弊嫁と夢中で写真を撮っていました。
帰りの時間もあるので、この辺りでホテルへ戻ります。
王ヶ頭ホテル周辺
ホテルまでの帰り道も霧に覆われていましたが、時折晴れるのでそのタイミングで撮影し、霧がでてきたら進むという感じで戻ります。
やはり王ヶ頭周辺はポテンシャルが高いですね、取れる写真がどれも綺麗で一向にホテルに着きません。樹氷と王ヶ頭ホテルセットも写真に収めることができ大満足の撮影となりました。
王ヶ頭ホテルについてから弊嫁と温泉に入ろうと話していたんですが、帰りのバスまで時間があまりなく写真撮らないのはもったいないなと思い、私はそのまま写真を撮り続けることに。弊嫁は露天風呂から絶景を眺めていたそうです。
ホテルからこの絶景は良すぎる、、。これだから王ヶ頭ホテルのリピートは止まらない、、。
今回は-7度での撮影となり、これまでにあまり経験していない状況でした。服装は暖かくしていたため快適にすごくことはできましたが、手袋は分厚めのものだったのでカメラの操作がしづらく、手袋を外して操作することもありました。氷点下だと凍傷の危険もあるため外すのはあまりよくないと思われます。そのため手袋のレイヤリングや手先のみ外せるタイプの手袋を使用するなど検討が必要だなと感じました。
また撮影を終えホテルに入ると急激な気温の変化によりカメラが結露しカビの原因となることがあります。今回は撮影後ダウンでカメラを包んでゆっくり温度を変化するようにしましたが、それでもすこし結露していました。これについても何かしらの対策が必要そうです。
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