先日、弊嫁の友人の結婚式があり新潟に行ってきました。結婚式の時間(トータル4時間ほど)暇になったので、新潟空港に行きNikon Z8を使って飛行機の写真を撮ってきました。
望遠レンズはまだもっていないので、標準ズームレンズのNIKKOR 24-120 F4 Sを使って撮ってきました。Z8に初めて搭載された飛行機AFも使用してきたので、使用感など簡単に振り返っていこうと思います。
AF(飛行機モード)は強い
Nikon Z8を使っておきながら、実は動きモノのAFをこれまでちゃんと使ったことがありませんでした。普段は風景メインのため、人物モードはたまに使いますが、連続してピントを合わせ続けるということがほぼ初めてでした。
設定はAF-C・ワイドエリア(L)としました。ワイドエリア(L)というのはシングルポイントAFのエリアを大きくしたものです。だいたい飛行機を入れたい位置がきまっていたのでこのAFモードとしていました。飛行機の位置を任意に撮りたい場合はオートエリアAFなどを使えばいいのかなと思います。
少し脱線しますが、今私のZ8は入院中です。そのためどんな設定で撮っていたか思い出すためにZ6IIのAF設定を見返していたのですが、この短期間でZ8に慣れたためか操作性が全然違うことを認識しました。やはりZ8の方が設定を素早く決めることができますね。
話は戻しまして、上記のようにAFを設定すればあとは簡単です。飛行機をAFエリアに入れて半押しすればピントが合い続けます。撮りたくなったらそのままシャッターを押し込むだけ。マジで楽すぎる。飛行機の認識はフレームインすればほぼミスなく認識していました。
AFエリアモード以下のようにたくさんあります。
[ピンポイントAF] | シングルポイントAFよりも小さいフォーカスポイントを使って、より狭い範囲にピンポイントでピントを合わせることができます。シングルポイントAFよりもピント合わせに時間がかかることがあります。建築物などの静止している被写体の撮影や、スタジオでの商品撮影や接写に適しています。静止画モードで、フォーカスモードが[シングルAF]の場合のみ選べます。 |
[シングルポイントAF] | 撮影者が選んだフォーカスポイントでピント合わせを行います。静止している被写体の撮影に適しています。 |
[ダイナミックAF(S)] | 撮影者が選んだフォーカスポイントでピント合わせを行います。選んだフォーカスポイントから被写体が一時的に外れても、周辺のフォーカスポイントからのピント情報を利用してピントを合わせます。静止画モードで、フォーカスモードが[コンティニュアスAF]の場合のみ選べます。スポーツの撮影など、シングルポイントAFでは被写体をとらえにくい動きのある被写体の撮影に適しています。ピントを合わせる範囲をS、M、Lで設定できます。Sが最も狭く、Lが最も広い範囲で被写体をとらえます。[ダイナミックAF(S)]:構図を決めて撮影するときや、被写体の動く方向が予測でき、フォーカスポイントで被写体をとらえやすい撮影に適しています(例:陸上競技やモータースポーツ)。[ダイナミックAF(M)]:動きがランダムで予測しにくい被写体の撮影に適しています(例:フィールドスポーツ)。[ダイナミックAF(L)]:被写体の動きが速く、選んだフォーカスポイントで被写体をとらえにくい場合の撮影に適しています(例:野鳥撮影)。 |
[ダイナミックAF(M)] | |
[ダイナミックAF(L)] | |
[ワイドエリアAF(S)] | シングルポイントAFよりも広い範囲で被写体をとらえてピント合わせを行います。スナップ撮影や、動きのある被写体、シングルポイントAFではとらえにくい被写体の撮影などに適しています。動画撮影で、動きのある被写体を撮影する場合やパン・チルトを行う場合にも、滑らかで安定したピント合わせが行えます。フォーカスポイント内に複数の被写体がある場合、手前の被写体を優先してピントを合わせます。[ワイドエリアAF(L)]は[ワイドエリアAF(S)]よりも広い範囲で被写体をとらえます。 |
[ワイドエリアAF(L)] | |
[ワイドエリアAF(C1)] | ピント合わせを行うAFエリアのサイズを、フォーカスポイントの縦と横の数で設定できます。ピントを合わせたい範囲がある程度決まっている被写体の撮影などに適しています。[ワイドエリアAF(C1)]または[ワイドエリアAF(C2)]を選ぶとAFエリアのサイズを設定できます。13で縦方向、42で横方向のフォーカスポイントの数を変更できます。設定できるAFエリアのサイズは静止画撮影メニューの場合は[1×1]から[19×11]の20パターン、動画撮影メニューの場合は[1×1]から[13×7]までの12パターンです。 |
[ワイドエリアAF(C2)] | |
[3D-トラッキング] | フォーカスポイントを指定した被写体に追尾させることができます。追尾させたい被写体にフォーカスポイントを合わせ、AF-ONボタンを押すか、シャッターボタンを半押しすると被写体の追尾を開始し、被写体の動きに合わせてフォーカスポイントが移動します。AF-ONボタンまたはシャッターボタンを放すと追尾を終了してフォーカスポイントが追尾を開始する前の位置に戻ります。カメラが途中で被写体を見失ってしまった場合は、いったんシャッターボタンを放して、もう一度フォーカスポイントで被写体にピントを合わせてください。静止画モードで、フォーカスモードが[コンティニュアスAF]の場合のみ選べます。 |
[ターゲット追尾AF] | フォーカスポイントを指定した被写体に追尾させることができます。追尾させたい被写体にフォーカスポイントを合わせ、JボタンまたはAF-ONボタンを押すか、シャッターボタンを半押しすると被写体の追尾を開始し、被写体の動きに合わせてフォーカスポイントが移動します。Jボタンを押すと追尾を終了してフォーカスポイントが撮影画面の中央に戻ります。動画モードの場合のみ選べます。 |
[オートエリアAF] | カメラが自動的に全てのフォーカスポイントから被写体を判別してAFエリアフレーム内でピントを合わせます。シャッターチャンスを優先した撮影、人物撮影、スナップ撮影などに適しています。 |
作例
20枚/sで連写していましたが、バッファーが貯まるということはなかったですね。CFExpressカードをつかっているからでしょうか。大量の写真が生成されていきます。セレクトも大変でした。
これはド逆光もいいところですが、ピントははずしません。レフ機だと眩しくてファインダー覗いては撮れないですね。
いかがでしたでしょうか。Z6IIをこれまで使っていてAFに関して特に不満はなかったのですが、Z8のAFを知っていしまい、Z6IIに戻ることができません。はやくZ8が退院してくれることを望んでいます。
望遠レンズほしいな。