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高ボッチ高原と紅葉の蓼科高原を撮る

Photography
NaganoPhotography

どう考えても、秋が短い


過ごしやすい気温になり、長野の各所で紅葉が見られるようになってきたので、撮りにいってきました。今回向かったのは、諏訪湖越しの富士山が見られる高ボッチ高原と蓼科高原です。

本当は志賀高原とか戸隠に行きたかったのですが、志賀高原の紅葉が終わり気味だったので長野県北部(戸隠、志賀高原あたり)ではなく長野県中部(松本市・茅野市周辺)に行くことにしました。

だいたい紅葉の順序は志賀高原→戸隠・蓼科高原という感じですね。

高ボッチ高原

朝焼けを撮るので夜8時ごろ家を出て高ボッチまで向かいます。もう若くないのか、平湯を超えたところで力尽きて、道の駅で寝ることにしました。朝早く起きて、高ボッチへ向かいます。平湯までならともかく、松本市まで行く場合は18時には出た方がいいという知見を得ました。

崖の湯温泉から駐車場までの道は登りが急で道もそこまで良くないので、慎重に運転する必要があります。高ボッチ高原へ至る道は今回利用した崖の湯温泉からと前回利用した塩尻から登る道の2通りありますが、崖の湯温泉からの方が早い気がしました。

駐車場に着き展望台へ向かいます。富士山には雲がかかっていたため、ほとんど見られませんでした。南アルプスはしっかり見えます。以前登った木曽駒ヶ岳も見えているんだと思います。(どれかはわかりません)

レンズは標準24-120のみで、望遠側が不足していました。富士山を大きめに撮りたい場合は300mmくらいはあった方がいいかもしれません。トリミングを許容しても最低200mmは欲しいです。

駐車場に戻るときに、北アルプスが見えるんですが、ちょうどモルゲンロートがみられました。

駐車場は車でいっぱいになりました。天気の条件が良ければもっと車で混雑するのかもしれません。何より撮影する場所を確保できないかもしれないので、早めにきた方がいいですね。

下山する道では朝日が色づいた葉を照らしていて綺麗でした。前回(約4年前)に高ボッチ高原来た時も、「朝日を展望台でみる」「撮影終えて駐車場に向かう途中に北アルプスのモルゲンロートをみる」「木々が照らされる」という三本セットを楽しめたので、そういう陽の当たり方をする場所なのかもしれません。

珈琲美学アベでモーニング

松本駅前にある珈琲美学アベでモーニングを食べます。ここのモーニングは飲み物を選んだら、パンやオムレツ、ウインナーなどを自由に決めることができます。それぞれは一つ50~100円なので、気兼ねなく選べるのもいいと思いました。内装もレトロで雰囲気がよく、30分ほど並んで入ることができました。駐車場はないので、近くのコインパーキングに止めます。

白樺高原

霧ヶ峰の近くにある白樺湖。紅葉がピークを迎えていました。蓼科山とセットで撮ります。

白樺が白いため紅葉が映えて綺麗です。そういえば以前美ヶ原の王ヶ頭ホテルに泊まった時、白樺の樹液を食前酒として飲んだんですが、ただの木の味がしただけだったことをふと思い出したので、ご報告いたします。

白樺も綺麗ですが、カラマツも紅葉の見頃だったようで綺麗でした。向こうに見えているのは、霧ヶ峰頂上にある球体かな。

脱線しますが、霧ヶ峰を題材にした新田次郎の「霧の子孫たち」という本があります。ビーナスライン開通の際の自然破壊や生態系に関する記述があり、自然との向き合い方を考えさせられる本です。当然私はビーナスラインの恩恵を受けている側ではあるのですが、自然への感謝を忘れては行けないと霧ヶ峰を見るたびに思うようになりました。

他にも新田次郎は山岳関連の小説を多く出しており、中でも未到の地 剱岳の測量を題材にした「点の記」はおすすめです。映画化もされており、アカデミー賞も受賞しています。ご興味ある方はぜひご覧ください。(カットごとの構図が秀逸で構図の勉強にもなります。エンディングは必見です。)

蓼科大滝

蓼科に来るたびに行っている蓼科大滝。実は秋にくるのは初めてで、期待値が上がっています。駐車場から大滝への道も紅葉で撮れ高満点です。

大滝では運良く、他の観光客なしでじっくり撮ることができました。天気は曇りだったので、CPLフィルターのみでシャッター速度1/2sとかで撮ることができました。やはり紅葉の撮影にCPLは必須ですね。

水面近くから広角で撮るのもかっこいいです。実はこの写真は三脚なしで撮っています。シャッター速度1/2だと、Z8の場合三脚なしでもブレずに撮ることができました。滝の撮影の場合、三脚を置きにくいところから撮りたい場合がよくありますが、手ぶれ補正が優秀なカメラだと頑張れば手持ちで撮れてしまいます。

大滝以外にも、渓流沿いの紅葉や落ち葉が綺麗です。

道の駅 ビーナスライン蓼科湖

最後に蓼科湖のほとりにある道の駅で昼ごはんか夜ご飯かよくわからないご飯を食べます。

(朝食と昼食を合わせたブランチという言葉がありますが、昼食と夕食はどうなるんでしょうか。ディランチ。きっとディランチですね。)

時間帯が中途半端なディランチにも関わらず、人が並んでいました。料理はかなり美味しく、リピート確定です。

カモメボートがあったり、出店があったり、家族連れが多い印象でした。

自販機には紙オムツがあります。初めて見ました。雨が降ってきたため、帰路に着きます。


他にも道中、いろいろなところで紅葉を撮りました。蓼科エリアは杉などの植樹があまりなく、広葉樹が多いので、森全体で紅葉してとても綺麗です。車を停めては撮って、また走り出すを何度も繰り返したくさん撮りました。長野の滞在時間としては1日にも満たない時間でしたが、撮れ高が十分にある旅となりました。あとどこか1箇所紅葉を撮って、冬シーズンに入れればいいなと考えています。

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